ローカル・ガストロノミー

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HOTELS
Snow Country A-class Gourmet

友家ホテル

新潟県

山菜や天然きのこ、魚沼ブランド「美雪ます」などの地場食材を中心に、素材の風味を生かす味付けで提供する友家流の料理。合わせるお酒は希少地酒や地場農産の果実を漬けた自家製果実酒をどうぞ。客室は一室ずつ異なるテーマを持ち、それぞれに個性あふれるインテリアが配されています。

Restaurantsレストラン

左/朝食は、魚の干物やだし巻きたまご、山菜の煮付けなど、健康的な日本の朝ごはん。

右/お酒は周辺の地酒を中心に揃えている。地酒で仕込む自家製の果実酒も種類豊富で人気が高い。

1泊2食14,000円〜(春の一例)
魚沼の山菜やきのこをたっぷり使った創作料理。余計な手を加えず、素材本来の美味しさや鮮度を味わえる料理が並ぶ。山菜をよく知っている地元旅館だからこそできる料理。

左/1. ごま豆腐オレンジ味噌
爽やかなオレンジ味噌が手作りごま豆腐を引き立てる。

右/2. ふきとネマガリダケの味噌煮
天然の山菜を甘めの味噌でやさしい味に。

左/3. スモークサーモン
絶妙な火の入り加減で楽しむ分厚いサーモン。サーモンの旨味がぎゅうっと出てくる。

右/4. ホッキ貝、甘エビ、タイ、生マッシュルームのカルパッチョ
ひと味ちがうお造りの味わい方。

左/5. うど、こしあぶら、ふきのとう、島らっきょの天ぷら
天ぷら衣にパルメザンチーズを利かせて。

右/6. 舞茸のお鍋
シンプルを極めた鍋で素材の力強さを堪能。

左/7. マスの木の芽焼き
辛みの利いた自家製ふき味噌で味わう。

右/8. 木の芽(アケビの新芽)おひたし
独特の苦みを楽しむ、春の味わい。

左/9. いろいろ山菜のサラダ
山菜や季節の野菜をざっくりと混ぜて。

右/10. ご飯、味噌汁、漬け物
ご飯はもちろん、地元・魚沼産コシヒカリ。

11.ミントとヨーグルトのシャーベット
大人も楽しめる爽やかさで最後まで大満足!

調味料は全国から吟味し、だしは料理屋顔負けのものを使用

大女将が一から創り上げた友家流

新潟県大湯温泉。正直、冴えない温泉地です。鉄筋コンクリート造りの宿が川沿いに建ち並び、どこか寂しい空気が漂います。
実は自遊人編集部からは車で1時間ほどなのですが、人に勧められるまでは知らない、というか興味のない宿でした。なにしろけっこう大きな鉄筋コンクリートの宿です。料理は「つまらない旅館料理に違いない」と勝手に思っていました。ところが、ある人に「料理はとてもいいよ」とウワサを聞いて泊まってみたところ、ウワサは本当だったのです。

料理は、地元魚沼の食材を使った創作料理。山菜や地野菜、天然のきのこなど、魚沼の旬をいろいろ楽しめる料理です。なかでも印象的だったのは「まいたけのお鍋」。食材は思い切りよく、まいたけのみ。大ぶりで肉厚なまいたけが鍋のなかにまるごと入っています。新鮮なまいたけをシンプルに味わえるのは、なんとも贅沢なこと。素材に自信があるからこそできる料理で、まいたけの香りとしっかりとした歯ごたえが楽しめます。素材の良さといい、思い切りの良さといい、産地でないと、こうはいきません。
そのほかには、採れたての山菜をサラダにしたものや、新潟県の特産であるサーモンをふっくらとローストしたものなど、余計な手を加えずに、地場の食材の美味しさを楽しめる料理が続きます。

一般的な旅館料理のように「どうしてこの場所で、この素材を?」というような不自然な食材は出てきません。採れたものを採れただけ使う、とても自然な料理が楽しめます。聞けば 20 年前に板前制を廃止し、板場に立つのは現館主の母とその姉妹 3 人だといいま す。調味料は全国から吟味し、だしは料理屋顔負けのものを使用。加工品も無添加のものを選んで使用しています。これで料理が不味いわけがありません。自遊人編集部が自信をもっておすすめできる美味しい宿です。ぜひお試しを。

Ingredient素材

食材の産地
お米 品種:魚沼産コシヒカリ100%
生産地:魚沼市大沢地区十日町
野菜 魚沼産:うるい、わさび、銀山蕗、根曲がり竹など
新潟産:大口レンコン、里芋など
外国産:パイナップル
山菜 山菜は、天然ものと栽培もの、どちらも使用している。
きのこ 魚沼産:まいたけ、なめこ、あまんだれ
加工品 魚沼産:ハム、ソーセージ(均ちゃんハム工房)・豆腐(魚沼倶楽部)
その他:アジの干物、カレイの干物、油揚げ、梅干しなど
お肉 牛肉:魚沼産越後牛
外国産の肉は使用していない。
魚介類 川魚:岩魚、鮎
外国産:スモークサーモン、銀だら、サーモン、海老
調味料 醤油:ヒガシマル「杉樽」ー本醸造・無添加・国内産
   カネモリ「木桶」ー本醸造・無添加・国内産
   ヤマヒサ「たつのとき」ー本醸造・無添加・国内産
味噌:村山醸造「マルユキ」ー天然醸造・国内産
みりん:白扇酒造 本みりん「福来純」ー天然醸造・無添加・国内産
酢:村山醸造「千鳥酢」ー静置醸造法・無添加・国内産
酒:緑川酒造「緑川」(パック酒を使用することもある)
塩:沖縄の塩、ゲラント(海外)など数種
砂糖:精製糖・国内産
油:サラダ油、エクストラバージンオリーブオイル、竹本油脂ー太白ごま油
だし かつおー枯節(削りパック・血合い抜き)
昆布ー羅臼昆布

実際の食材は仕入れ状況によりこの表と異なる場合があります。

Facility施設

外観は驚くほど古いけれど、中はかなり快適

別館のインテリアは、デザイナーズ旅館風

 友家ホテルに行くと、まず鉄筋コンクリートの古い外観に驚かれることと思います。しかし、なかはとてもセンスのいい快適な空間。初めて来た人は、そのギャップにとまどうかもしれません。聞けば、家族で内装や家具に少しずつ手を入れて、いまのインテリアを作ったのだそうです。
「お金がないので、一部屋ずつしか改装できないのですが。家族経営の小さな宿ですから」。
 というわけで、別館と本館では、かなり趣がちがいます。基本的に昔のままの本館は、昭和の温泉旅館らしい純和風の造り。一方、少しずつ手を加え、北欧風の家具を設えた別館は、モダンな空間です。別館は、全部で16室。どれも異なるインテリアなので、好みの部屋がある場合は早めに予約を。
 昔の旅館ホテルの造りなので、なかには手持ち無沙汰な空間もありますが、そこがまたレトロな雰囲気を醸し出しています。館内には、いたるところに遊び心のある「ひと休み」スペースがあり、そのような場所を見つけるのも滞在中の楽しみの一つ。手作りならではの意外性と魅力に満ちた個性豊かなホテルです。

店舗名 友家ホテル
住所 〒946-0088 新潟県魚沼市大湯温泉282
電話・FAX番号 TEL:025-795-2111
FAX:025-795-2711
URL http://www.tomoyahotel.com
アクセス 関越自動車道小出ICから国道17号〜県道352号経由で約15分
JR上越新幹線浦佐駅からタクシーで約30分
JR上越線小出駅からバス「栃尾又温泉行」で約30分。「大湯温泉」下車、徒歩1分
チェックイン・アウト イン14:00/アウト11:00
料金 2人1部屋の1名料金(1泊2食、税サ・入湯税込)
平日 14,000円〜(休前日1,050円増)
日帰り利用 要問い合わせ
一人宿泊 平日のみ可
食事 夕食/和食(部屋食)、朝食/和食(部屋食)
客室数 15室
お風呂 男女交替 内湯大浴場:2
男女交替 露天風呂:1
貸切内湯:1
インターネット接続 部屋では対応していない
喫煙 全室喫煙可、パブリックスペースは一部喫煙所のみ喫煙可
支払い方法 クレジットカード可
定休日 なし
e-mail info@tomoyahotel.com
食事への対応 アレルギー  :アレルギーの度合いにもよるが、要望があれば対応する。
糖尿病・高血圧:厳密には対応できないが、できる限り対応する。
玄米食    :対応できない。
野菜食    :厳密さを問われなければ、野菜中心のメニューに対応可。
※ご希望の場合は、事前に予約を。
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