ローカル・ガストロノミー

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HOTELS
Snow Country A-class Gourmet

雪國の宿 高半

新潟県

ノーベル賞作家川端康成が『雪国』を執筆した老舗の宿で味わえるのは、魚沼の食材を雪国伝統の調理法で調理した会席料理。越後湯沢で唯一自噴する「玉子の湯」の湯本であり、「奇跡の43℃」とされる源泉かけ流し100%の温泉も楽しみの一つです。

Restaurantsレストラン

新潟県産の食材を中心にしたカジュアル会席ー例。予約をすれば宿泊客以外でも料理が楽しめます。日帰り入浴も可能なので、組み合わせてどうぞ。

春野菜と山菜の温泉ゼリー寄せ
旬の地元産野菜や山菜がふんだんに盛り付けられています。

津南アスパラのポタージュ
旬の津南産アスパラガスを使い丁寧に仕込まれたポタージュスープ。

自家製蕎麦
南魚沼産の蕎麦粉を使用した蕎麦は、打ちたて・茹でたてが提供されます。

地鮎の塩焼き
地元魚野川の伏流水で育った鮎。こちらも焼きたてを食べられます。

郷土料理の旬菜
くるみ海苔巻き・味噌豆・糸瓜と越の鶏そぼろ和え・新潟黒崎産茶豆・茗荷甘酢漬け。

美雪ますのお刺身
地域オリジナルブランドの美雪ますのお刺身。地元産の魚沼わさびと一緒にどうぞ。

小鍋
越後もち豚のすき焼き風。

御食事
こだわりのお米は、南魚沼塩沢産コシヒカリ。

御食事
自家製味噌で作った御味噌汁、自家製お漬物。

季節の果物

文豪ゆかりの老舗旅館の料理が、ガラリと生まれ変わりました

2010年、雪国A級グルメがスタートした年にエントリーをしていた「雪国の宿 高半」ですが、その年は新たな料理長がやってきて1年足らず。
高半は、文豪・川端康成が小説「雪国」を執筆した宿としても知られる老舗の温泉旅館ですが、以前の料理は、カニやマグロが付く“いかにも”な団体旅行客向けの旅館料理。それを、料理長と経営陣が一体となって改革を進めました。2010年も料理は大きく変化をしている最中だったのですが、残念ながらその年はまだ認定旅館には至らず「もうすぐ認定」ということで保留となっていたのですが、その後も改革は続き、2012年の審査ではいきなりの三つ星認定となりました。

料理長がまず変更したのは、だし。「和食は水に始まって水に終わる」と、地元の名水を使い、北海道産の一等検の真昆布や、枕崎産の鰹節をたっぷりと使っただしを丁寧にひくところからはじめました。その後も、調味料も次々に無添加の本物素材へと変更。県内産の醤油や味醂を使うようになり、最近では料理に使う酒も変更したり、料理によってはだしに鮪節を加えたりという変化も。これらの調味料やだしについては詳しく書かれたものが食卓の端に置かれ、すべて公開されています。

野菜や魚、肉などの素材も、雪国でとれたもの中心に使用。春の山菜などは料理長をはじめ、板場の人が自分たちで摘んだ物も使われます。
料理の写真を見ていただくと一見、「温泉旅館の宴会料理」に見えるかもしれません。というのも、器だけは以前と変わっていないから。だけど、使っている素材などを見ていただくと、地場産にこだわっているものであることがわかると思います。もちろん、味も抜群で、2年以上前の料理を知っている方には驚くような変貌を遂げています。

しかも、高半は越後湯沢で唯一自噴する「玉子の湯」の湯元。お湯は加水・加温なしの源泉かけ流しです。鉄筋コンクリートの建物は少々、古びているものの、お湯が良くて料理が良くて、しかも価格は1万円代前半からと、コストパフォーマンスは抜群です。

Ingredient素材

食材の産地
お米 品種:南魚沼産コシヒカリ100%
生産地:新潟県南魚沼市塩沢町
栽培方法:減農薬栽培
野菜 魚沼産:雪下にんじん、魚沼わさび
新潟産:れんこん、ごぼう、小松菜、女池菜、春菊、里芋、糸みつば、なす
愛知産:木の芽、大葉、春キャベツ
千葉産:にんじん、大根、小カブ、長ネギ
群馬産:ミニトマト、胡瓜、大和芋、ほうれん草
外国産:オレンジ、レモン
そのほか、十全なす、柿のもと、大崎菜などの伝統野菜を使用しているほか、雪室で貯蔵したにんじん、じゃがいも、白菜、長ねぎなどを使用。
山菜 木の芽(あけびの新芽のつる)、わらび、こしあぶら、みず、こごみ、タラの芽、山筍、あざみ、あまどころ、ふきのとう、山うど

天然ものと栽培もの、どちらも使用。
きのこ 魚沼産:まいたけ、なめこ、ぶなしめじ、えのき茸、エリンギ、八色しいたけ
天然ものと栽培もの、どちらも使用。
加工品 ソーセージ:化学調味料使用・添加物あり
妻有そば・うどん:加工でん粉
大力納豆:無添加・国内産
ソーセージは、朝食用として、ときどき使用している。
そのほか、塩鮭、塩鯖、納豆、豆腐、栃尾揚、油揚げ、自家製そば、苧うどんなどを使用。
お肉 豚肉:深雪もち豚(新潟県・旧湯ノ谷産)

牛肉:にいがた和牛A5(新潟産)

鶏肉:越の鶏(新潟産)

深雪もち豚は、抗生物質を一切含まない有機質安全飼料だけで育てた健康豚。子豚に微量の優良土壌菌を与えて腸内を活性化させ、ストレスを取り除いて育てている。
外国産の食肉は使用していない。
魚介類 湯沢町は山間部なので、使用する魚は川魚が中心。美雪ますや岩魚・鮎は、地元の養魚場から仕入れている。海の魚は、必要最小限にしている。冷凍物や外国産は一切使用しない。
調味料 醤油:木津醸造ヤマキ醤油ー本醸造・添加物あり・南魚沼産

味噌:雪譜味噌ー天然醸造・無添加・南魚沼産

みりん:盛田本みりんー新式みりん・添加物あり・国内産

酢:ミツカン醸造酢ー連続法・添加物あり・国内産

酒:白鳥蔵ー速醸法・添加物あり・新潟産

塩:赤穂の天塩・笹川流れの塩ー天日・無添加・国内製造

砂糖:三温糖ー精製糖・上白糖・無添加・国内産

油:日清 サラダ油、シリコーン
化学調味料は使わない。
だし かつお:削りパック

まぐろ:削りパック

昆布:利尻昆布・養殖、日高昆布・養殖

そのほか、大豆、椎茸、煮干し(ウルメイワシ)、鶏のガラなどを使用。

煮干し:国産煮干し・酸化防止剤不使用のものを使用。

実際の食材は仕入れ状況によりこの表と異なる場合があります。

Facility施設

客室から、遠く越後山脈を望む、目の前に広がる美しい景色

湯沢温泉のなかでもひときわ高台に位置する高半は、客室からの眺めが自慢。部屋の障子戸を明けると、目の前に美しい景色が広がり、遠く三国山脈を望むことができます。
高半は、ノーベル賞作家川端康成が、小説「雪国」を執筆した宿としても有名ですが、川端康成は、この部屋からの眺めとロケーションを絶賛し、名作「雪国」を着想したと云われています。2階には、川端康成が小説を執筆した「かすみの間」をはじめ、映画ロケの写真やゆかりの品々を展示した雪国コーナーもあります。
文豪が愛した宿らしく、館内のライブラリーも充実。川端康成をはじめ、古典から現代までさまざまな作家の本を系統的に揃えおり、その蔵書の多さは目を見張るほどです。

店舗名 雪國の宿 高半
住所 〒949-6101 新潟県南魚沼郡湯沢町湯沢923
電話・FAX番号 TEL:025-784-3333
FAX:025-784-4047
URL http://www.takahan.co.jp
アクセス 関越自動車道湯沢ICから国道17号経由で約10分
JR上越新幹線越後湯沢駅西口からタクシーで約5分
チェックイン・アウト イン15:00/アウト10:00
料金 2人1部屋の1名料金(1泊2食、税サ・入湯税込)
平日 15,400円〜
休前日19,800円〜
日帰り利用 入浴のみ1,000円(13:00〜18:00)、予約不要
一人宿泊 平日のみ可
食事 夕食/和食(食事処)、朝食/和食(食事処またはダイニング)
客室数 33室
お風呂 男女別内湯大浴場:2
女湯・露天風呂:1
インターネット接続 無線LAN(パブリックスペースのみ)
喫煙 全室禁煙、一部喫煙所のみ喫煙可
支払い方法 クレジットカード可
定休日 なし
e-mail info@takahan.co.jp
食事への対応 アレルギー  :できる限り対応するが、細かい部分までは対応できないこともある。
糖尿病・高血圧:厳密には対応できないが、できる限り対応する。
玄米食    :提供可
野菜食    :動物性の食材を一切含まないメニューに対応可。
※ご希望の場合は、事前に連絡を。
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