ローカル・ガストロノミー

HOTELS
Snow Country A-class Gourmet

ryugon

新潟県

昔の豪農の館を移築して造られた、田舎の懐かしさを感じられる宿でいただけるのは、山菜やきのこなどの山の恵みや発酵食品、雪室(ゆきむろ)で保存された野菜など、雪国の暮らしに欠かせない知恵と食材に溢れた「雪国ガストロノミー」。食事の時間を通して、雪国の暮らしや食文化を感じてみてください。

Restaurantsレストラン

A5にいがた和牛ロースト

雪国の滋味を感じる「雪国とせ」

ダイニング中央にある囲炉裏。

炊きたての魚沼産コシヒカリと、それに合わせた雪国ならではの惣菜を組み合わせた朝食一例。料理長手作りの洋食も選ぶことができます。

豪農の館を移築した風情ある温泉宿が料理改革

印象的な長屋門の奥に、約4000坪の庭園と古民家を移築した風情ある建物が広がる「ryugon」。文政年間の武家屋敷や、地元六日町の庄屋屋敷など、風情ある建物は「人の上に人を乗せてはいけない」との思いから、ほぼ平屋造り。敷地面積1 万6000坪という空間に、全32室の客室がゆったりと配されています。

2019年7月に行ったリニューアルでは、それまでの名旅館「龍言」が守り続けた伝統と雰囲気を生かしながら、日本一の豪雪地帯の風土を体感してもらうための宿として生まれ変わりました。
例えば、雪国を知り尽くす郷土料理名人のおばあちゃんと一緒に雪国の郷土料理を作る「土間クッキング」や、果実酒や手焼き煎餅を作る「田舎体験」、里山の作業 に欠かせない軽トラをレンタルしての「田んぼドライブ」など、さまざまなアクティビティを用意。宿に籠って読書を楽しんだり、旅先でのリモートワーク時間が快適になるようにと、ラウンジサービスの充実化も図りました。

料理は少しずつ改革を重ね、和食の技術を基本としながらも、ryugonならではの斬新さを取り入れた新しいスタイルの郷土料理を確立。雪国で食べ継がれてきた野の食材を使って民俗文化を今に伝えつつ、炭火焼きをその場で提供できるようレストラン中央部に配された囲炉裏で、肉や魚、旬の食材を職人がじっくりと焼き、地元産の日本酒やワインと合 わせて楽しめるように提案しています。豊かな自然が広がる静寂な里山で過ごす時間は、都会では味わうことのできない特別なひとときとなるはずです。

Ingredient素材

食材の産地
お米 品種:南魚沼産コシヒカリ
生産地:南魚沼市内
栽培方法:特別栽培(農薬8割減、化学肥料不使用)
野菜 新潟県産:サラダホウレン草、大崎菜、椎茸、長ネギ、里芋、山ウド、蕨、山筍、かぐら南蛮、エノキ茸、シメジ、舞茸、あまんだれ、苺(越後姫)
県外産:ミント、セルフィーユ、人参、菜の花(千葉)、玉葱、むらめ(埼玉)、大根(神奈川)、花穂、大葉、ミニトマト(愛知)
野菜は8割が新潟県内産。朝食には地元南魚沼の伝統野菜であるかぐら南蛮を使ったかぐら南蛮味噌や、同じく伝統野菜の大崎菜なども使用。夕食の煮物などに登場する里芋は新潟県名産の帛乙女。デザートの苺も新潟名産の越後姫。
山菜 新潟県産:山筍、山ウド、うるい、タラの芽、ふきのとう、ワラビ
山菜は天然ものと栽培もの、どちらも使用している。干しゼンマイも使用。
きのこ 地元名産の八色椎茸
加工品 納豆や豆腐、そば、うどんなども県内の業者が作っているものを使用。
お肉 新潟県産:にいがた和牛A5等級、新潟地鶏
牛肉、鳥肉ともに県内産の銘柄肉のみを使用。
魚介類 海産物は基本的に新潟県産。魚のほかに銀葉草、ながも、水雲などの海藻も使用。川魚も新潟県産。
調味料 雪室貯蔵国産丸大豆生しょうゆ・無添加・県内産(新潟県産丸大豆使用)
味噌:雪譜味噌—天然醸造・県内産(原材料も県内産)
みりん:住乃井—天然醸造・県内産
酢:穀物酢—国内産
酒:鬼ごろし—小川本家酒造・国内産
塩:元祖笹川流れの塩—平釜方式・県内産
砂糖:精製糖・国内産
油:国内産
だし かつお:本枯節(国内産)
昆布:利尻昆布(天然)
だしのかつおは、2014年3月に変更。

実際の食材は仕入れ状況によりこの表と異なる場合があります。

Facility施設

ryugonの客室タイプは大きく分けて3 つ。庭園に面した露天風呂を備えた「Villa Suite」、長年に渡り雪国の暮らしを支えてきた、文化資産的な価値のある建材をふんだん に残した和室「Classic」、庭付きの古民家一棟貸しの「Private Villa」。写真は2022年9月に新たに加わった「Villa Suite Terrace」。 離れの客室で四季折々の自然を感じなが ら贅沢な時間を過ごせます。

雪国を感じさせる丸みのあるファニチャーは、すべて岡山県西粟倉村「ようび」がryugonのためにつくったオリジナル「snow cover」。無垢の板を削り出して作られた職人の手作りです。写真は窓が広く取られ、四季折々の景色を独り占めしたような気分で過ごせる「Villa Suite Premium」(部屋名G)。

ゆったりとした大きさの露天風呂が付いた「Villa Suite Premium」(部屋名H)。夜は照明デザイナーの東海林弘靖氏がプロデュースした幽玄な光が眼前に広がります。

高松宮殿下が長く愛した109号室(君ケ家) 主寝室。和室が3つある広々とした間取りで、家族からグループまで幅広く使うことができます。

「暮らすように旅をしたい」というリクエストから生まれた一棟貸し「Private Villa」には、リビング、ダイニングキッチン、2つの寝室、露天風呂に加えてサウナルームも完備。サウナストーンにアロマ水をかけてロウリュウも楽しめます。

開放的な和室やプライベート感のあるソファ席があるラウンジ。コーヒーやソフトドリンク、お菓子などを好きな時に口にすることができます。12:00〜15:00に限り、日帰り利用も可能(温泉入浴付き2,750円)。

宿の中心に位置するバーでは、自家製の果実酒を中心にクラフトビールやワインなどを楽しめます。

登録文化財に指定された本館や、新潟各地の庄屋を移築した客室

幕末時代に建てられた大小32の古民家で構成された ryugon。スキーがお好きだった高松宮殿下に愛された由緒ある客室や、2021年春に露天風呂付にリニューアルした純和風の客室、雪の重みで自然に曲がった木材をそのまま活用したチョウナ梁を使用した元庄屋の客室など、雪国らしさを感じられる個性豊かな客室が揃っています。

また、2022年9月には、離れの客室で四季折々の自然を感じながらのんびり寛げる「Villa Suite Terrace」がオープン。いずれの部屋も、伝統的な和の佇まいと快適さが両立し、自分だけの時間を過ごすのに最適な空間です。

店舗名 ryugon
住所 〒949-6611 新潟県南魚沼市坂戸1-6
電話・FAX番号 TEL:025-772-3470
FAX:025-772-2124
URL https://ryugon.co.jp
アクセス 関越自動車道六日町ICから国道17号、291号経由で約10分
上越新幹線越後湯沢駅からタクシーで約30分、または越後湯沢駅からJR上越線に乗り換え六日町駅よりタクシーで約5分
チェックイン・アウト イン15:00/アウト12:00
料金 2人1部屋の1名料金(1泊2食、税サ・入湯税込) 平日22,550円〜、休前日27,500円〜
日帰り利用 ラウンジ・大浴場のみ可(但し別途有料、12:00〜15:00)
一人宿泊
食事 夕食/和食(ダイニング)、朝食/和食・洋食(ダイニング)
客室数 32室
お風呂 男女交代制大浴場2(露天風呂付き)
インターネット接続 無線 LAN
喫煙 禁煙
支払い方法 クレジットカード可
定休日 なし
e-mail nfo@ryugon.co.jp
食事への対応 アレルギー:できる限り対応するが、細かい部分までは対応できないこともある。
糖尿病・高血圧:厳密には対応できないが、できる限り対応する。
玄米食:提供可
野菜食:動物性の食材を一切含まないメニューに対応可。
※ご希望の場合は、事前に連絡を

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