ローカル・ガストロノミー

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Snow Country A-class Gourmet

新潟前すし処 大寿司

新潟県

南魚沼産コシヒカリのシャリに、新潟県日本海沖の荒波にもまれた脂ののった新鮮な魚を合わせた、江戸前ならぬ『新潟前』寿司が食べられる店。化学調味料はもちろん、添加物入りの調味料や加工品は一切使和ない、吟味に吟味を重ねた素材で作られる寿司が楽しめます。

Restaurantsレストラン

湯沢のおまかせコース 昼3,500円、夜5,000円
せっかく新潟に来たのならば、お寿司のほかに、新潟の旬を使った季節料理も食べたいもの。季節のにぎり8貫に前菜、お吸い物、茶碗蒸しがセットになった「湯沢のおまかせコース」は3,500円とリーズナブル。夜はお刺身がついて5,000円になる。

季節の前菜3種盛り
この日は、いかの黒造り、ばい貝、さけの白子煮の3種。いかの黒造りではいかのまろやかなコクを楽しめる。佐渡産のばい貝は県内でも質が格 段に高い。内容は日替わり。

お吸い物一例
この日はいいさばが入ったので、さばのつみれ汁に。さばと昆布からいいだしが出ていて、とても美味しい。

茶碗蒸し

季節のにぎり8貫
この日は、まぐろのずけ、生さば、あおやぎ、南蛮えび、いかの巣ごもり、いくら、のどぐろ、あなご、の8貫。のどぐろとあなごは岩塩を削っていただく。南蛮えびといかは佐渡沖のもの。あおやぎは今まで食べられなかった人も、大寿司に来て好きになるという。秘密は仕込みの仕方にあり。

つけあわせ
つけあわせはガリとお新香。お新香は自家製の青いトマトとかぐら南蛮のビール漬け。これが絶品!夏を過ぎても赤くなれなかった青いトマトの美味しさを初めて知る。

家屋の横には推定樹齢1500年の大欅がある。その存在感は神々しいほど。玄関の右手には、総欅造り・本漆仕上げの立派な大広間が広がる。そのところどころに、美しい障子細工が今も残っている。

大広間だけでなく、小部屋もあるので、家族やグループでの食事会にもおすすめ。予約は2人から。

地魚や山菜を使った新潟・湯沢ならではのお寿司と料理が楽しめます

江戸前ならぬ、新潟前のお寿司を味わえるお店

大寿司は越後湯沢温泉の温泉街にあるお寿司屋さんです。JR上越新幹線越後湯沢駅にほど近く、西口からは歩いて5分ほど。この店の魅力は、新潟県日本海沖で獲れた旬の魚が楽しめること、そして、魚だけでなく、地元の地野菜や伝統調味料を使ったちょっと珍しいお寿司が食べられること。江戸前ならぬ、この店でしか食べられない新潟前のお寿司を楽しめます。

魚はできるだけ新潟県の佐渡漁港、出雲崎漁港、岩船漁港で水揚げされたものを仕入れています。どれも日本海の荒波にもまれ、脂がのった新鮮な魚ばかり。波の荒い海域は海中の栄養分が濃くなるので、とくに味が良くなるのだそうです。なかでも佐渡沖のさば、えび、いかの美味しさは抜群で、人気ののどぐろも1本釣りのいいものが入ってきます。

「せっかく新潟に来たのだから、できるだけ日本海の美味しいものを食べていってほしいですから」と、大将の上村芳実さん。実はこの「新潟前」の魅力は、魚だけではないのです。

大将のアイデアで生まれた極上の一品

大将の上村芳実さんは、地元の伝統野菜や山菜など、湯沢ならではの食材で珍しいお寿司を次々に編み出すアイデアマンです。たとえば、夏に山間部でたくさんとれるみょうがをトロと合わせて「みょうが巻」にするなど、地元の食材を使ったちょっと珍しいお寿司を握ってくれます。

さらに、今まで知られていなかった食材の魅力を発見するのが得意で、食材のまだ知られていない魅力を美味しさに変えて、極上の一品を出してくれます。その代表作が「からいすけ巻」。『からいすけ』とは地元の伝統野菜「かぐら南蛮」を味噌と練り合わせた伝統調味料で、ほどよい辛みと香りの良さが特徴です。大寿司の「からいすけ巻」とは、このからいすけとタクアンと胡瓜を一緒に巻いたもの。からいすけのほどよい辛みと香りを楽しめる、この店でしか食べられない一品です。

実はこの「からいすけ味噌」の発起人の一人が上村さん。正確にいうと、寿司屋を営む上村さんと同じ湯沢温泉で旅館を営むご主人、そして、そば屋を営むご主人の3人が発起人となって地元農家と協力し、商品化したものです。いまでは湯沢温泉のおみやげとして欠かせない商品で、多くの旅館の食事にも出されています。

そのほか、夏が終わっても熟しきれなかった青いトマトをビール漬けにしてつけあわせにするなど、まだ知られていない食材の新たな魅力を引き出し、味わわせてくれます。

いい水と塩を使う

大寿司の美味しさの秘密は、水と塩へのこだわりにも理由があります。カウンターにはいつも何種類かの岩塩が置かれていますが、大寿司では魚や料理によって岩塩を使い分けています。

たとえば、新潟の代表的な白身魚、のどぐろは皮目を炙ってゴールドの岩塩で。いかにはピンクの岩塩を添えてレモン汁で食したり、糸切りにしてウズラの卵と生姜を乗せた『巣篭もり』で提供したりします。これもひとえに日本海の魚の上質な脂や甘みがなせる技といえましょう。

水は体にいいミネラル水を使用しています。水道水には、消毒するための塩素や苛性ソーダが含まれていますから、体にも良くないですし、食材の味を抑えてしまうだけでなく、栄養素まで壊してしまいます。そのため、大寿司では塩素と苛性ソーダなどを取り除いたミネラル水を使用しています。「いい水を使うと素材の持ち味がそのまま引き出されますから、化学調味料がいらないんですよ」と上村さん。

無農薬、無添加へのこだわり

ところで、大将の上村さんは、匂いと味で、何を食べてきた魚なのか、どのような肥料で育ってきた野菜なのかが大体わかると言います。それは、鮮度や匂いに敏感な寿司職人だからという理由だけではなく、体が反応するから。たとえば、農薬や化学肥料を使って栽培された野菜は匂いで分かるだけでなく、食べると具合が悪くなってしまうのだとか。フレンチを食べると、そのソースに使われている野菜の農薬や化学肥料にも体が反応してしまうのだそうです。それと同じ理由で、化学調味料や添加物の入った食品も一切使いません。
だから、胡瓜やねぎ、大根、しその葉など、店で使う野菜のほとんどは上村さんの自家製です。農薬を使わず、防虫には酢やにんにくなど自然のものを配合した液体を使って、栽培しているのだそうです。

「一番大切なのは、お客様に安全で美味しい料理を食べていただくこと。そのためには、水、塩、米、魚、野菜のすべてを吟味します」と上村さん。まさに「安全、安心、本物の味」を楽しめるお寿司屋さんです。

Ingredient素材

食材の産地
お米 品種:南魚沼産コシヒカリ
生産地:南魚沼市大崎地区、塩沢地区
栽培方法:減農薬栽培
野菜 南魚沼産:胡瓜、ねぎ、トマト、大葉、みょうが
店で使う定番の野菜は、自家製の無農薬野菜。かぐら南蛮など、この地方の伝統野菜も積極的に使用している。外国産の野菜は使用しない。
山菜 南魚沼産:木の芽、わらび、ふきのとう、こごめ、みず、うど、山竹の子
山菜は天然もののみ使用している。
きのこ 南魚沼産:舞茸、なめこ、わかい、くずれ
舞茸は天然もののみ使用している。
加工品 塩いくら、数の子、筋子、明太子、納豆、油揚げ、かんぴょう
添加物、とくに保存料の含まれていないものを仕入れるよう心がけている。
お肉 ほとんど使用しない。
魚介類 海の魚:天然のもの、できるだけ新潟産(佐渡、出雲崎、岩船)のものを使用。
新潟で獲れないときは日本海側のものを仕入れるように心がけている。
新潟、日本海で獲れない魚介類については、自分の舌で納得のいくものを仕入れている。
川の魚:天然の鮎を、塩焼き、刺身、握り寿司、姿寿司などに使用する。
調味料 醤油:越のむらさき濃口醤油ー本醸造・新潟産
味噌:柳醸造 玄米麹味噌ー天然醸造・無添加・新潟産
みりん:馬場本店 最上白味醂—天然醸造・無添加・国産
酢:ミツカン山吹ー静置醸造法・無添加・国産
酒:鶴齢 越淡麗ー新潟産
塩:浜の塩ー天日・無添加・国産
ヒマラヤの岩塩ー採掘・外国産
砂糖:フジ日本製糖
油:日清サラダ油 コレステロール0
化学調味料は基本的に使用していないが、だしの出がいまひとつの時に少量加えるときがある。もちろん抜くことも可能。

実際の食材は仕入れ状況によりこの表と異なる場合があります。

店舗名 新潟前すし処 大寿司
住所 〒949-6101 新潟県南魚沼郡湯沢町湯沢321-13
電話・FAX番号 TEL:025-784-2163
FAX:025-784-4465
URL http://www.oozushi.com
アクセス 関越自動車道湯沢ICから国道17号経由で約5分
JR上越新幹線越後湯沢駅西口より徒歩5分
営業時間 11:40〜14:00(LO13:30) 16:40〜20:30(LO20:00)
※材料が無くなり次第閉店
料金 昼1,300〜3,500円、夜3,000〜10,000円
席数 50席
インターネット接続 不可
喫煙 分煙
支払い方法 クレジットカード可
定休日 水・木曜(定休日は変更することがございます)
食事への対応 アレルギー  :アレルギーの度合いにもよるが、要望があれば対応する。
糖尿病・高血圧:厳密には対応できないが、できる限り対応する。
玄米食    :対応不可。
野菜食    :対応不可。