HOTELS
Snow Country A-class Gourmet
松泉閣花月
越後湯沢駅から徒歩約5分の場所に位置する「松泉閣花月」で味わえるのは、自家製米の南魚沼産コシヒカリをはじめ、新潟、越後・魚沼の新鮮な野菜や魚を活かした純和風の創作会席。
また、貸切風呂は天然温泉100%掛け流しで、産湯にも使われる優しい肌触りが特徴です。
故郷の家のように寛げるもてなしと空間で、越後・魚沼の魅力に出会えます。
Restaurantsレストラン
厨房スタッフも魚沼産? 地元素材を知る地元出身の料理人たちが作る料理に変身
「もともとは湯沢町と同じ昭和30年に生まれた木造3階建ての宿だったんです」という松泉閣花月。その後、平成元年に鉄筋の建物になり大型バスや宴会などの需要も多かったのですが、2007年、リニューアルをして家族連れ向けに特化した宿として生まれ変わりました。
キャッチコピーにもなっている「なつかしき心のふるさと」をコンセプトに、お客様のふるさとになるようにと、もてなしにも心を配っています。
「あえて、お出迎えの挨拶も“お帰りなさいませ”にしているんです」と若女将の富井智子さん。お客様にくつろいでもらえるようにと、接客もあまり堅苦しくならないよう「ホテルというよりは、なんとなく民宿っぽい感じにしています」。
おかげで女将に会いに来る方など常連が多く、中には3世代にわたっての常連さんもいるとか。
「米寿のお祝いができるお宿になりたいなと思っていたんです」との言葉どおり、関東圏から泊まりがけで米寿のお祝いに来たり、その先の卒寿(90歳)、白寿(99歳)のお祝いに来る宿泊客までいるのだとか。現在、その方々のために、白いちゃんちゃんこや、ピンクのちゃんちゃんこを用意しているのだとか。
世代をこえて親しまれている宿の魅力は、そのあたたかなもてなしと居心地の良さに加えて、料理も大きな要素。
現在の調理長は地元出身の宮澤敏郎さん。10年ほど前から花月の厨房で働いているそうですが、調理長になったのは2年前。「それからは、社長の意向もあってほとんど地元の食材を使うようにしてきました」。
リニューアル前は三分の二ほどの席数になったとはいえ、まだまだ多い時では100人ほどの料理を作るので、一気に変えていけたわけではないものの、徐々に地元産の割合を増やしてきたのだとか。
また、加工品や半製品はいっさい使わず、ドレッシングや陶板焼きのタレなども厨房で手作り。漬物なども近所の方が作ったものを使っています。
さらに、2年ほど前から、だしや調味料などもすべて無添加のものへの切り替えを進めてきました。
調理長の宮澤さんは言います。「それまでは醤油とか味噌とかもまったく意識はしていなかったですね。でも、無添加のものをいろいろと試したり、業者に余計なものが入っていないものをと指定して納品してもらったりして、変えていきました。一番びっくりしたのが味醂ですね。本物を使うと、こんなに味が変わるとは思わなかった」
実は、調理長だけではなく、厨房のスタッフはほとんどが地元出身の方。地元の素材や調理法には詳しい人ばかりです。さらに、若い女性や洋食出身の料理人もいます。
「自分が一人で考えるだけではなく、みんなで考えながらやってるんですよ。良いものがあれば「これやってみな」って作ってもらっています。そうすると本人も真剣になってやりますし、献立にもバリエーションがでますから」
料理人だけではなく、配膳をする人も地元出身者や、地元に嫁いで来た人がほとんどという松泉閣花月。
「最近、ふるさとが無いという人も多いので、そういう方にもふるさとと思ってもらえたら」という若女将の言葉どおり、「故郷に帰ってくる」ような気持ちにさせてくれるあたたかな宿です。
Ingredient素材
食材の産地
お米 | 品種:魚沼産コシヒカリ 生産地:新潟県十日町市馬場地区 社長の実家で育てているお米で、農薬は極力少なく栽培。ほかに新米の季節は1〜2ヶ月間、地元湯沢町産のお米も使用。 |
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野菜 | 新潟県産:里芋(帛乙女)、八色菜、にんじん(京くれない)、アスパラガス、ズッキーニ、糸ウリ、神楽南蛮 外国産:グレープフルーツ、オレンジ、パイナップル 野菜はおおむね新潟県内産を使用。上記にあげた野菜は、五泉市名産の里芋以外はすべて、地元湯沢町や隣接する南魚沼市、津南町、十日町市といった雪国観光圏内のもの。地元の伝統野菜であるかぐら南蛮は、ペースト状にしたものを鍋や調味料などにも使用。 |
山菜 | 新潟県産:ウルイ、山ウド、フキノトウ、コゴミ、アケビの芽、コシアブラ、アズキ菜、タラの芽など 山菜は天然ものと栽培もの、どちらも使用。 |
きのこ | 津南町産のなめこ、南魚沼市八色(やいろ)地域の名物である肉厚で巨大な椎茸「天恵菇(てんけいこ)」を使用。 |
加工品 | 県内産:豆腐、豆乳、こんにゃく 新潟県産の原材料を使った無添加のものを使用。 |
お肉 | 牛肉:新潟和牛A5等級 豚肉:越後もち豚 鶏肉:越の鶏 新潟県産のブランド肉を使用。 |
魚介類 | 刺身、焼き物には日本海の魚を、鍋物、焼き物には川魚も使用。ともに新潟県。 |
調味料 | 醤油:ヤマサキ国産丸大豆しょうゆー本醸造・無添加・新潟県産 味噌:自家製味噌ー天然醸造・無添加 みりん:甘強 本みりんー無添加・国内産 酢:ミツカン醸造酢ー連続法・国内産 酒:タカラ本料理清酒 塩:笹川流れの塩 ー海水・平釜方式 砂糖:上白糖 油:食用なたね油ー国内産 なるべく無添加のものを使用するように心がけている |
だし | かつおー枯れ節・削りパック・国内産 昆布ー日高昆布 朝食のみフタバだしパックー無添加を使用。 |
実際の食材は仕入れ状況によりこの表と異なる場合があります。
Facility施設
落ち着きのある和室の中には露天風呂付きの特別室も
1955年に創業した「松泉閣花月」。現在の建物は1989年に建てられたものを2007年にリニューアル。「花月」という名前は実は花鳥風月の略なのだとか。5階の客室が月の名前、4階の客室は花の名前、3階は鳥の名前で、2階にある食事会場が風の付いた名前になっています。名前だけではなく、5階には月の意匠、4階には花の意匠が加えられていて、気づくとふと笑顔になってきます。 5階には露天風呂付きの特別室が5室あり、ここだけ、チェックインなども客室でゆっくりとできるようになっています。
店舗名 | 松泉閣花月 |
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住所 | 〒949-6101 新潟県南魚沼郡湯沢町大字湯沢318-5 |
電話・FAX番号 | TEL:025-784-2540 FAX:025-784-4112 |
URL | https://www.shousenkaku-kagetsu.com/ |
アクセス | 関越自動車道湯沢ICから国道17号経由で約5分 JR上越新幹線越後湯沢駅から徒歩約5分 |
チェックイン・アウト | イン14:00/アウト11:00 |
料金 | 2人1部屋の1名料金(1泊2食、税サ・入湯税込) 平日 15,270円〜 休前日18,510円〜 |
日帰り利用 | 入浴のみ1,080円(11:00〜14:00)、食事+入浴6,630円〜。 |
一人宿泊 | 可 |
食事 | 夕食/和食(ダイニングほか)、朝食/和食(ダイニングほか) |
客室数 | 28室 |
お風呂 | 男女交代制大浴場2(露天風呂付き)、貸切風呂1(露天風呂付き) |
インターネット接続 | 無線LAN(全館可) |
喫煙 | 客室喫煙可、パブリックは喫煙室のみ喫煙可 |
支払い方法 | クレジットカード可 |
定休日 | なし |
kagetsu@beige.ocn.ne.jp | |
食事への対応 | アレルギー :アレルギーの度合いにもよるが、要望があれば対応する 糖尿病・高血圧:厳密にはできないができる限り対応する 野菜食 :対応可 ※ご希望の場合は、前日までに連絡を。 |