ローカル・ガストロノミー

日本語
日本語 ENGLISH 繁體字 簡体字

「新潟ガストロノミーアワード」が創設されます。

2022年09月07日


ローカル・ガストロノミーを実践する県内の優れた事業者を表彰する
「新潟ガストロノミーアワード」を創設
~飲食店、旅館・ホテル、および特産品(加工品および日本酒)の3部門で
新潟県内の優れた 事業者を審査・選出・表彰する新潟発のローカル・ガストロミー・アワード~

公益社団法人新潟県観光協会と一般社団法人ローカル・ガストロノミー協会は、地域の風土、歴史や文化を料理に表現する「ローカル・ガストロノミー」の理念を体現し、地域社会との関わりに積極的な県内の優れた事業者(法人および個人)を①飲食店部門、②旅館・ホテル(施設内飲食)部門、③特産品(加工品および日本酒)部門の3部門で審査・選出・表彰する「新潟ガストロノミーアワード」(英語表記:Niigata Gastronomy Award)をこのたび創設することを本日発表しました。

豊かな自然、日本一を誇る米や酒蔵数をはじめとする農林水産業とその加工品、北前船や雪国文化に代表される独特の歴史や文化、そして魅力的に表現する料理人。それらに恵まれた新潟は「ローカル・ガストロノミー」の先進県になる可能性を秘めています。この「新潟ガストロノミーアワード」を通じて、県内外に新潟の食のすばらしさと奥深さを発信し「食」を軸とする観光誘客はもちろんのこと、地域経済の循環と持続的発展を目指します。

 

■審査方法について

●審査体制
「新潟ガストロノミーアワード」では、美食評論家・コラムニストで「世界・アジアのベストレストラン50」の日本評議委員長を務めている中村 孝則氏が特別審査委員長を務め、同氏が選定した食に精通する著名シェフ、メディア関係者、フーディを含む特別審査員計9名および新潟在住のローカル審査員計5名(※下記参照)と共に、テイスト、プレゼンテーション、ローカリゼーション、サスティナビリティなどの審査項目を中心に厳正な審査を行ってまいります。

 

●一般応募と一次審査
本アワード公式ウェブサイト(https://niigata-gastronomy-award.jp/)を通じて、本年9月7日(水)より11月末まで、自薦・他薦による一般応募を受け付けます。また、特別審査員とローカル審査員は、各審査員の独自ネットワークを介して候補対象事業者をリサーチし、一般応募と合わせて一次審査を行い、一次審査通過事業者を決定します。

 

●二次審査
二次審査では、飲食店および旅館・ホテル部門については、特別審査員チームが一次審査通過事業者を実地審査します。その後、実地審査を踏まえ、飲食店部門100および旅館・ホテル部門30を選定します。特産品(加工食品および日本酒)部門については、一次審査通過事業者の商品を審査員が試食・試飲して審査を行い、同部門30を選定します。

 

「Niigata Gastronomy Award」飲食店部門100、旅館・ホテル部門30、および特産品(加工食品および日本酒)部門30は、ニュースリリースおよび公式ウェブサイトを通じて、2023年2月中旬頃に発表する予定です。

 

●大賞および特別賞の選定・授賞式の開催
「Niigata Gastronomy Award」飲食店部門100 / 旅館・ホテル部門30 / 特産品(加工食品および日本酒)部門30の中から、特別審査委員長の中村 孝則氏および当アワード運営事務局の協議により、下記の通り、各部門ごとに大賞と特別賞の受賞者を選定します。

 

・「Niigata Gastronomy Award」飲食店部門: 大賞1、特別賞10(※予定)
・「Niigata Gastronomy Award」旅館・ホテル部門:大賞1、特別賞5(※予定)
・「Niigata Gastronomy Award」特産品(加工品および日本酒):大賞1、特別賞5(※予定)

 

2023年3月上旬に、ガストロノミーに関するシンポジウムを兼ねた「Niigata Gastronomy Award」授賞式を新潟県内の会場で開催し、大賞および特別賞を発表、表彰する予定です。

 

<<特別審査委員一覧>>

中村 孝則氏(☆特別審査委員長):美食評論家・コラムニスト、「世界・アジアのベストレストラン50」日本評議委員長)
小林 寛司氏:和歌山県 Villa Aidaオーナーシェフ(ミシュラン2つ星、2022年版「アジアのベストレストラン50」 14位)
高田 裕介氏:大阪府 La Cimeオーナーシェフ(ミシュラン2つ星、2022年版「アジアのベストレストラン50」6位、2022年版「世界のベストレストラン」41位
福山 剛氏:福岡県 La Maison de la Nature Gohオーナーシェフ(ミシュラン1つ星、2022年版「アジアのベストレストラン50」 36位
石井 宏子氏:温泉ビューティ研究家・旅行作家
山口 繭子氏:食の編集&ディレクター
淀野 晃一氏:『月刊専門料理』編集長
青田 泰明氏:青稜中学校・高等学校(東京都品川区) 校長、フーディ
大越 基裕氏:レストランオーナー、ソムリエ
田中 知之氏: FPM. DJ / プロデューサー、フーディ

 

<<ローカル審査員一覧>>

木村 正晃氏:新潟初の野菜ソムリエ。「にいがた野菜ソムリエコミュニティ」を設立者・初代代表
佐藤 亜弥子氏:「新潟Komachi」編集長
佐藤 智香子氏:料理研究家
霜鳥 彩氏:「月刊にいがた」編集長
間仁田 眞澄氏:「CARREL」編集長

 

※各審査員の詳細なプロフィールは、公式ウェブサイトに掲載されています。
https://niigata-gastronomy-award.jp/#judge

 

■関係者のコメント

 

・公益社団法人 新潟県観光協会 常務理事 早福 亮 談

「新型コロナウイルスの感染拡大により、本県が誇る“食文化”の発信を担っている飲食店、旅館・ホテルなど観光関連産業は大きな打撃を受けました。“食文化”の理解には、実際に現地を訪れ、人と触れ合い、楽しんでいただくことが何よりも重要です。コロナ禍から社会経済活動を平常化する方向で動き出している今、新潟の良質な“食文化”を国内外に発信し、更なる観光流動の促進を図る時であると考えています。そしてこの度、国内のメディアや全国の名立たるシェフの皆様などから審査員にご就任頂き、本県発の“ガストロノミーアワード”を創設することと致しました。本県の“食文化”をその背景にある歴史、風土、文化とともにストーリーとしてお伝えし、国内外からの評価を高め、ブランドイメージの定着と一層の誘客を図りたいと考えています」

 

・一般社団法人ローカル・ガストロノミー協会 代表理事
新潟ガストロノミーアワード 総合プロデューサー 岩佐 十良 談


略歴:1967年、東京生まれ。大学在学中に会社を創業し、のちに編集者に転身。2000年、雑誌「自遊人」を創刊。2014年、新潟大沢山温泉にオープンした『里山十帖』では、総合ディレクションを担当し「グッドデザイン賞BEST100 」を受賞。2018年に宿泊施設、「商店街HOTEL 講大津百町」(滋賀県大津市)、「箱根本箱」(神奈川県箱根町)、2020年には「松本十帖」(長野県松本市)を開業。2016年~18年、2021年より再び、グッドデザイン賞審査委員に着任。2017年、『Forbes JAPAN』の「地方を変えるキーマン55人」に選出される。多摩美術大学客員教授。

 

「地域の風土、歴史や文化を料理に表現するローカル・ガストロノミーの理念を体現し、地域社会との関わりに積極的な新潟県内の飲食店や宿泊施設、お酒やお土産品等を発掘し、表彰する新潟ガストロノミーアワードでは、“料理の美味しさやレストランのクオリティ”だけを評価するのではなく、“地域の食、さらに食に携わる関連産業などとの連携・取り組み”、“サスティナビリティ”、“フィロソフィー”等を総合的に評価いたします。当アワードを通じて、作り手と食べ手、そして生産者で大きな輪を作り、“食”による地域経済循環を目指すと同時に、新潟が日本有数の食文化県であることを国内外にアピールしてまいります」

 

・新潟ガストロノミーアワード 特別審査委員長 中村 孝則氏 談

略歴:ファッションからレストラン、酒やシガーなど文化や嗜好品をテーマに幅広く執筆・発信している。現在、「世界のベストレストラン50」ならびに「アジアのベストレストラン50」の日本評議委員長を務める。JR九州「ななつ星in九州」車内誌『SEVEN STARS PRESS 』編集長。著書に『名店レシピの巡礼修業』(世界文化社)共著に『ザ・シガーライフ』(ヒロミエンタープライズ)など。現ベスト・オブ・コロンビア大使、大日本茶道学会茶道教授、剣道教士七段。

 

「新潟県は、日本を象徴する米どころであり、日本海の豊穣な海の幸そして、名峰を多数有する山の幸はもちろん、雪国の発酵食品からユニークな鮭の保存食まで、新潟県でしか味わえない固有の食文化は数知れません。加えて酒の文化圏であり、ひとりあたりの日本酒の消費量は、日本ダントツ一位を誇っています。近年は秀逸な日本ワインの産地としても注目されています。なにより若手料理人たちによる、素晴らしいレストランの数々には、舌をまく筈でしょう。スキーリゾートや個性豊かな温泉郷も揃っていながら東京から近距離にある、というのも見落としがちな利点です。私が国内外の旅好きな友人や舌の肥えたフーディたちに『日本の食や旅の魅力の深さを味わいたいのであれば、今こそぜひ新潟へいくべきですよ』と強く勧めている理由は、まさにここにあります。この「ガストロノミーアワード新潟」は、その新潟県の食や旅、酒やプロダクトの魅力を再発見し、応援する目的で設立されました。各界の第一線で活躍するプロフェッショナルの方々を迎え、地元の有識者を加えた審査員による厳正な審査を行い、その年の“最高の新潟”のリストを、アワードセレモニーで表彰する予定です。すぐにでも飛んで、新潟に行きたくなるようなリストになると、強く信じております。審査はいよいよ2022年からスタートいたします。皆さま、どうぞご期待のうえ、応援くださいますよう願っております」



■ 新潟ガストロノミーアワード 公式ウェブサイト
https://niigata-gastronomy-award.jp/

■ 本件に関する一般の方のお問い合わせ先
新潟ガストロノミーアワード 運営事務局
Email:info@niigata-gastronomy-award.jp

■ 本件に関する報道関係の方のお問い合わせ先
新潟ガストロノミーアワード 広報事務局(担当:川合)
Tel: 080-4320-6029 / Email: nga@lusso.co.jp



Recent Post最近の投稿